インターンの保険はLINEの「合宿安心保険」がいいらしい

  • 2019.02.06 Wednesday
  • 11:15


結論

1日インターンの保険は

LINEほけんの「合宿安心保険」をつかうと

1日300円で済む

というおはなし.


 

 

 

3年生はインターンの時期です.

インターンの保険についてちょっと困ったことがあってのでメモ.

 

急に個人で保険に入れと言われてもすごく困ると思うので,

今回保険会社の人に色々聞いたことをまとめておきます.

 

正しい情報とは限らないし,大学によって対応が違うので,自分でよく調べてください.

あと,違ってたら教えてください.

 


さて

インターン先の企業から

「ケガの保険に入って来てください」

と,さらっと言われることがあるようです.

 

で,もちろん大学に相談するといいんだけど,

大学はというと

 

学生教育研究災害傷害保険(学研災保険)

http://www.jees.or.jp/gakkensai/

 

という保険に多くの大学は加入している(もしくは大学が窓口になって加入できる).

 

 

ヨッシャこれでOKかというとさにあらず.

 

これ,いろいろややこしいのでちゃんと調べないといけないんだけど

基本的には

「授業や単位になる実習,部活動など,オフィシャルな活動」

にしか適用されない.

 

ということで,例えばゼミ旅行はどうですか,というとFAQページに

ゼミの研究及び調査等を目的として、

担当教官の引率及び指導のもとに行われるものであれば

正課として対象になります。

ただし、その旅行中の私的な活動は補償対象となりません

となっている.

 

 


 

インターンはどうなのか

 

で,結局インターンはというと,

オフィシャルな課外活動であれば適用されるけど

個人で申し込むような,就活での企業へのインターンは対象外になることが多いらしい.

 

ということで大学側としても,

「申し訳ないけど個人で保険会社を探して,保険に申し込んでください」となる.

 

 

本当に保険に入らないといけないのか

 

とりあえず本当に保険に入らないといけないのか,

ここまでを図でまとめよう.

 

 

 

 

大学生協がある大学であれば,インターンの保険の取扱があるらしい.

そしてケガだけの保険の場合,親の住宅火災保険や自動車保険で子どもの日常のケガまでカバーできるものがあるらしい.

 

 

しかしこの流れで「個人加入」にたどり着いてしまった方は,

以下の保険に入ると良いでしょう

 

個人で保険??

 

個人で保険に入れと言われてもすごく困ると思うので,

今回保険会社の人に色々聞いたことをまとめておきます.

 

結論から言うと,個人でも保険は入れる.

でも「インターン保険」という形ではあまり扱いが無いので,

ちょっとワザが必要.

 

「外出中のケガの保険」

 

インターン専門の保険はあまりないので,

「外出中のケガの保険」に入ることとなるようです.

 

で,普通の保険会社に入ると,1日だけとかはないので

1ヶ月間の保険で1,500円

が相場らしい.

これはどこの保険会社に申し込んでも基本的にはOK.

 

 

1日だけの保険はないのか??

というと,ある.

 

それが,LINEほけん.

 

で,LINEほけんの何に申し込むかと言うと

合宿安心保険

というもの.

 

えっ

と思うが,

合宿安心保険は外出中の保険なのでインターンにも適用されるらしい.

そしてお値段,1日300円

これはお安い(ような気がする).

 


まとめ

 

個人加入するなら

  • インターン専用のものはないので,「外出・旅行」中のケガの保険になる
  • 相場は1ヶ月で1500円程度.好きな保険会社に電話する
  • 「LINEほけん」ならインターネットで1日から加入できる

 

LINEほけんのおすすめポイント

  • 1日程度の場合,「合宿安心保険」が1日300円で加入可能.(外出中の保険なのでインターンにも適用される)
  • 保険会社に行かなくてもスマホでできる
  • 1日から契約できる ​

 

注意点

  • 「ボランティア安心保険」など,いろいろなプランがあるのでよく比較すると良い.
  • 期間をよく計算すること.「毎日がんばるわたしの保険」などもあるが,1年契約なので注意.
  • 約款,重要事項説明書は必ず確認.このブログが間違っているかもしれません.

 

申し込みのしかた

 

LINEホーム画面右下「ウォレット」

→「♡ほけん」

→「アクティブ」

→「合宿安心保険」

→開始日等を選択

 

という感じです.

就活生のみなさん頑張ってください.

卒論のテーマが決まらんとです

  • 2018.09.22 Saturday
  • 13:43

 

大学が始まって一週間.

 

なんだかんだで夏休みも忙しいわけだが,

やはり授業があると一気に忙しくなる.

 

秋学期なもので,ちらほらと学生が研究室を訪ねてきたりして,

3年生も4年生も「卒論のテーマが決まらんとです」と言う.

同じことを3年生と4年生が言うのだ.

一年間何をしていたのか.

そう,のんべんだらりと日々を過ごしていたのだ.

まいやんがかわいいとか,田中圭がどうとか言っているうちに,無情にも季節は巡るのだ.

 

 

恋愛でもなんでも,誰かに相談をするときには自分の中では答えが出ていて,

背中を押すひと言がほしいだけだという定説があるが,

 

「卒論のテーマが決まらんとです」というのは確実に本人の中に答えが無いと思う.

間違いない.

本当に,決まっていないし,本当に,何をやっていいかわからないのだ.

 

教員としては「なんでもいいからとりあえず決めてみて」というのが常套句だが,

本当に「なんでも」「とりあえず」決めてみると

「うーん,面白いけど,難しいかもね」

なんて言われるのがオチである.

そして指導教員よりもダベりやすそうな先生のところに行って

「卒論のテーマが決まらんとです」を繰り返すのである.

 

 

企業でのハラスメントの一つに「上司の指示がコロコロ変わる」というのがあるが,

これは非常にやっかいだ.

自分が指導を受けてきた経験からしても,だいたい,大学のセンセイは言うことが毎回違う.

テーマはなんでも良いと言っているがなんでも良いわけではなく,

先週「こうしてみたら」と言ったのをやっていくと「微妙やな」と言われる.

そしてそろそろやりたいこと決めなさいよと言っておきながら,

急に「来週までに実験計画立ててきてね!!」と言い出したりする.

 

学生からすると振り回されているように感じるのだろうが,

研究の場合には,先生の中では一貫した基準があるというのが実際のところ.

しかしこの辺の勘所がわかってきたときにはもう卒業なのである.

 

 

自分が卒論を書くときにもまったくテーマが決まらなかった.

自分の場合には,やりたいことはいくつかあるんだけども,

「記念すべき俺氏の卒業論文がこの程度のテーマで良いのだろうか!? 否!!」

という感じだったからタチが悪い.

今思い出しても恥ずかしい.

自分が指導教員だったら

「なんでも良いから来週までにテーマ決めてきてね」と言うだろう.

 

がんばれ,卒論に悩む大学生諸君.

 

認知科学会

  • 2018.09.09 Sunday
  • 10:35

 

認知科学会に参加してきた.

今年は認知心理学会と共催.

 

サマースクールから参加していたので,1週間近く立命館の茨木キャンパスに滞在した.

 

今回は発表がなかった(というかセッションの提案を蹴られた)のでゆっくり色んな人の発表を聞けた.

正直,自分が発表するより得るものが大きい気がする.

 

まあいろんなセッションの感想はおいておいて,最終日の「心理学に物申す」的なセッションは面白かった.

戸田山和久先生が登壇されていて,

「心理学は自前の哲学を持たなければならない」

というコメントはとても心に残った.

 

とはいえ現状,認知科学会を含めて心理学系の学会やら論文誌で自分の思想を展開しようとすると,

おそらくリジェクトされるのではと思う.

論文なんだから実験の結果を報告してくれというわけだ.

 

認知科学会のセッションでも,近年は思想,哲学を基本問題として扱うものが増えた.

が,論文誌になると一気に手法手法してくる不思議.

もっと思想の議論があってもいいのに.

 

思想の議論でやっぱり個人的に面白かったのは「記号接地問題」と「プロジェクション科学」.

両セッションが裏同士で被っていたので,記号接地のほうに参加した.

理由は2つで,ひとつは,記号接地の今井(む)先生が自分の副査だったこと.

 

そしてもうひとつは,プロジェクション科学という,新しい科学を目指す思想を扱うセッションのはずが,

予稿集を見ると,どうにも旧来の実験心理学的な研究が集まっているような気がしたから.

しかしこればっかりは予稿集しか見ていないので無責任なことは言えない.

プロジェクション科学にはシンパシーを当然感じているし,その根底の思想の議論が一番面白いと思っているので,

もう少しそのあたりの発表が入っていれば迷わず参加していた..

 

記号接地のセッションでは立命の谷口先生の発表中に安西先生が乱入し今井先生が横槍を刺すというカオスが展開されたのが一大スペクタクルでした.

これは発表を録音しておいてよかったと思えるはじめての経験だった.

 

閑話休題,

戸田山先生の話で面白かったのは,研究の時代を前に進めるには老人を(研究の文脈で)殺さないといけないというもの.

 

これは常々思っていることなのでおおーと思った.

と同時に,お作法至上主義の心理学者はどう聞いたのだろうとも思った.


 

長いのでサマースクールの話は次にしよっと

試験の形式と持ち込み その2

  • 2018.08.22 Wednesday
  • 16:39

講義では基本的に持ち込みを可とすることにしている.

 

というのも,私の講義は資格系の講義でもないので,

その瞬間に何かを知っているかどうかよりも,

教科書に書いてあるような知識を使って何を生み出せるかを問うたほうがいいような気がするからである.

 

講義の内容が学生の役に立つかどうかは分からないが,

もし役に立つ場面(つまり講義で学んだ知識をもとになにかの問題を解決する場面)が来るとしたならば,

そのときには学生の手許には教科書もあればインタネットもある.他の人にアドバイスを求めてもいい.

 

ということで,わざわざ教科書やノートから隔離された自分の記憶力だけを頼りにするエキセントリックな状況で何かをテストする必要性があまり感じられないのである.

 

基本的には何を持ち込んでもいいと思っている.

とはいえ,講義の成績評価そのものは学生個人に帰するものなので,

一応条件付きの持ち込み可にしてある.

 

その条件はふたつで,「インタネットの利用不可」と「人類の持ち込み不可」である.

この場合,スカイプや電話を介した電子的な人類の持ち込みも不可とする旨をきちんと伝えるようにしている.

 

 

インタネットの利用は可にすることもある.

こういうときには,インタネットを使用したところでヒントにならないような問題を出す.


人類は困る.学生自身を評価したことになるのか疑問だからである.持ち込みに適した人類とのコネクションがあるというのはある意味その学生の能力かもしれないが,

この講義で到達した能力をテストできないような気がするので不可.

一度,講義中に「もし人類を持ち込めるなら誰を持ち込むか」という質問をした.

意外にも「パパ」という学生が多くいた.彼氏よりは頼りになるのかもしれない.

 

 


 

出す問題の形式は,レポートでなく試験形式の場合にも記述が中心である.

具体的な問題は前の週に発表することも多い.

学生は1週間かけて考えてくるが,それを改めて書き言葉にするのに90分かかるということが最近わかってきた.

 

今回の試験で出した問題は選択式で,

「本学はLINE@とfacebookを広報に使用しているが,その他に活用すべきSNSがあればサービスの具体名と具体的な活用方法,どのような投稿を行うか,それによりどのようなリスクが伴うかを説明してください」

というような講義内容に関係する設問が6つあり,そのなかから3問選んで答えるというもの.

 

なんだか偉そうに書いてきたが,こうした試験の形式はなぜか非常に学生からの評判が悪い.

「教科書に載ってないとよ」

「考えさせる問題は嫌やけん」

というのが彼女らの主張である.

 

 

めげない心.

試験の形式と持ち込み その1

  • 2018.08.21 Tuesday
  • 18:03

成績のつけ方,評価の仕方,試験の形式にはたくさんのバリエーションがある.

 

基本的には試験かレポートか.

 

試験はいわゆるテストである.

教室に学生を集め,カンニング等の不正行為防止のために両隣を空けた座席配置を敷く.

試験時間は何分でも良い.40分というものもあれば90分まるまる使う場合もある.

 

この場合,「持ち込み」というシステムがあり,

要するに教科書などを学生が持ち込めるかどうかの条件が試験ごと(科目ごと)に異なる.

科目によっては一切不可の試験もあれば,教科書のみ可とか,手書きメモは可(つまりワープロ打ちノートは不可)とかいう条件を出す教員もいる.

 

講義をしていると,最初の講義説明の回や,5〜6週目で学生が「この科目は持ち込み可ですか」という質問をしてくる.

なんだか僕にはあまり気持ちの良いものではない.

 

小心者なので,持ち込み可だったら真面目に聴かないのだろうか??などと勘ぐってしまう.

しかし真面目に聴かせるために,最終的には持ち込み可にするつもりだけども「不可です」とブラフを展開することは,

最近はどうも許されないようだ.

というのも,最近は評価基準を厳格かつオープンにしようというお達しが多いのである.

このブラフは教育的方略のつもりなのだが,コロコロと評価基準が変わるというイメージを持たれるのは如何なものかということであろう.

なお勢いあまって「最近は」と書いたが,非常勤を入れても3年目なので何と比較していいかはよくわからない.お詫びして訂正したい.

 

ただ,持ち込み可否の質問をしてくる学生はとても真面目な学生がおおいのが通常である.

留学生が聞いてくることも多く,そういうときには真剣に講義を受けてくれてありがとう,とほっこりする.

僕の場合はほっこりついでにうっかり「可です」なんて口走ってしまうタチなので,後悔することも多い.

 

成績提出

  • 2018.08.21 Tuesday
  • 18:02

 

 

大学の成績を提出した.

 

本学はいまだにマークシートに鉛筆で記入するシステムなのでなかなか風情がある.

出席や課題の成績管理はExcelでおこなっている,

つまりExcelで成績を算出したあと,画面を見ながら

S/A/B/C/Dをマークシートに記入する.

なおDは不可であり単位不認定.

この提出が面倒くさいからと放置していると教務課からそこそこのお怒り具合の電話がかかってくる.

 

重い腰を上げてマークシートの塗り絵を済ませて平身低頭の提出をすませると,

1週間ほどでこれまた紙媒体の確認表が手元にとどく.

 

この確認表は,名前の横に「秀」などと書かれているものである.

マークシートはSABCで書いたのだが,今度は秀/優/良/可/不可と書かれて却ってくる.

これに立腹する教員もいるが,私は風流人なので諦観している.

 

自分の大学にはSという評価がなかった.

教員になってSをつけなければならないのだが(つけなくてもいいが),

一体何をもってSなのかは,自分がもらったことが無いもので,実感し辛い面がある.

本学では(出席などを加味して100点満点に換算した最終評価が)90点以上の者にSを授けることになっている.

 

S評価は,漢字では「秀」である.学生の成績表には漢字表記が記載されている.

漢字表記では「秀」がSに,「優」がAに対応する.

当初は逆ではないかとおもっていた.「優秀」という言葉があるからである.

しかしまあ訓読みで考えると「秀でている」と「優れている」だと「秀でている」のほうが秀でているような気がするのでそういうことで自分を納得させて歯を食いしばっている.

 

私は「秀でている」という言葉を重んじたいので,Sを濫発しないようにしている.

しかし実際成績をつけていると半分ほどがSになったりすることもある.

こういうときには,みんなが秀でていたのだな,ということで自分を納得させて歯を食いしばっている.

 

肝心の成績の付け方の話をするつもりだったが

思いの外長くなったのでまたあした.

飲んだ:こくしぼりプレミアム

  • 2018.08.13 Monday
  • 10:14

 

 

 

こくしぼりプレミアム.

 

こくしぼりが出始めの頃は,白色系のパッケージに果実の断面で,

「果実浸漬酒」というのを押し出していた.

 

いまはこんなかんじ.

 

 

今回飲んだのは

こくしぼりプレミアム.

 

 

 

 

紺地に金でプレミアム.

サントリーお得意の戦法である.

こういうふうに飲み物をまたいで「プレミアム」をブランド化していくのは上手い.

 

 

私はどっちかというとキリン「本搾り」派.

今回は「こく」がどのような味わいを指しているのかがポイントになる.

 

さっそくレビュー.

冷蔵庫で冷やして,撹拌のために一度ひっくり返し,いつものグラスに氷2個.

 


レビュー

 

細かくわき立つような泡.

 

甘味と酸味が同じレベルで,二正面な味.

中盤は酸味を甘味が取り囲むように展開する.

 

レモンピールを使っていると書いてあるが,苦味はあまりない.

味としては苦味はあまりないが,香りと余韻にのみ,苦味の面影を残す.

 

舌の中心にとろりとした糖分のスティックが感じられ,円筒形状に伸びてくる.

原材料の「糖類」の味?

 

全体としては,甘味と酸味ともに他の商品に比べると強いが,高次にまとまっていてバランスが良い.

 

評価

 

アルコール感 ★★☆☆☆

酸味     ★★★☆☆(3.5)

甘味     ★★★☆☆(3.5)

 

果汁感    ★★☆☆☆

ジュース感  ★★★☆☆

色調:半濁,うすきはだ色

   

 

 

 

書評 日本酒の基礎知識

  • 2018.08.07 Tuesday
  • 12:44

 

 

味わい表現

 

特徴としては各銘柄に対して

 

「おすすめの飲み方」

□ ロック

□ 冷やして

□ 常温

□ ぬる燗

□ 熱燗

 

「香りと味わいのタイプ」

□ フルーティ

□ 淡麗辛口

□ 熟成タイプ

□ フレッシュ感がある

□ コクのある味わい

□ バランスのとれた味わい

 

というチェックボックス式の項目があること.

 

これだけだと味がわからないので,酒屋の推薦文が

ほのかな香り,爽やかな酸味,飲み飽きしない滋味,切れの良い後味が魅力の一本.

全体にキリッと締まってまとまりがあり,燗にしても味のバランスが変わらぬ酒質だ

というように添えられている.

 

 

後半の銘柄紹介は一般的な形式.

2010年と比較的最近の書籍らしく,味わいをきっちりレビューしている.

とくに口中感覚(引き締まる,切れるなど)の表現が多いのが特徴的.

 

 


面白いポイント

 

メタな読み方をすると,章ごとに味わい表現の文体や文の特性が変わっていたりして,

いろいろな人が書いたであろう味わい表現のバリエーションを楽しめる.

(たぶん普通に読んでいるぶんには気にならないレベルの差)

 

 

『日本酒の基礎知識』というタイトル通り,酒造りの手順や技術なども紹介.

単に技術の紹介だけでなく,いろいろな蔵の人が出てきて,インタビュー形式で進んだりする.

このあたりの蔵ごとのこだわりが読めるのは面白い.

 

 

銘柄紹介を地域や特定名称で並べることが多いが,

この本は「個性派」や「特別な日に」というように

味のタイプやシチュエーションで分類しているのは面白い.

 


総評

 

一冊を通して体系的な知識を,という感じの構成ではない.

 

ただ,雑誌のような読み方ができて,各章が面白い.

たぶん,著者が日本酒について「面白い」と思っていることをてんこ盛りにした感じ.

 

同社の「食の教科書」『〇〇の基礎知識』シリーズの中でも異質な感じで,

日本酒に関して面白いテーマのおもちゃ箱を真面目に作った感じがたまらない.

 

書評 カレーの法則

  • 2018.08.06 Monday
  • 17:58

 

味わい表現

 

カレーは味わいの表現が意外と少なく,使用するスパイスで表現を留めがち.

例えば「爽やかなディルの香り」みたいに.

 

この本は

  • ミックスするスパイスの数,量がどのような味わいをもたらすのか
  • 「甘酸苦辛」のそれぞれを引き出す隠し味アイテム

など,求める「味」にフォーカスして理論的に素材を解説する.

 

 

レシピの紹介文はそれほど凝った表現は出てこないが,

ほぼすべてのレシピについて

川魚に比べれば淡白なかじきまぐろですが,

カルダモンの香りと練りマスタードの酸味,辛みを合わせることで

見事に風味豊かに変身します

 

というように,「素材→でてくる味」が明確に示される.

風味だけでなく基本味のレベルで味を説明してくれるのもありがたい.

 

 


面白いところ

 

「カレーの法則」として

  1. 素材
  2. だし
  3. スパイス
  4. 隠し味

の関係性を説く.

 

そして「カレー粉+クミン」でつくる

というような,スパイスカレーの初歩から取りあげてくれるのはとてもうれしい.

 

 

カレーの本は,「銘店」と呼ばれる店のレシピ公開のようなものが多く,

 

  • 20人前のレシピを書かれても困る
  • スパイスの種類を最初からそんなに揃えられない

 

というような使いづらさがある.

 

しかしこの本は初歩から,使うスパイスや具材を限定して紹介してくれる.

 


総評

 

とりあえず「スパイスカレーのはじめの一冊」

を探しているのであれば,これ以上に優れた本はないと思う.

 

 

 

 

JUGEMテーマ:カレー日記

書評 厳選日本酒手帖

  • 2018.08.06 Monday
  • 12:21

 

 

 

 


味わい表現

 

新書版1Pで一つの蔵を紹介,各蔵3銘柄を紹介する.

蔵の紹介も入るので,銘柄ごとの味わい表現は少なく,1〜2文程度.

 

ただ,「すべりの良い辛口」のように著者独自の言葉遣いが面白い.

 

 


面白いポイント

 

英語の索引があり,各ページの銘柄名と紹介見出しに英訳がついている.

直訳ではなく外国人向けに言い換えられていて,

そこだけでも勉強になる

 

--

ところどころに入る「酒column」というコラムがおもしろい.

酒器やスパークリング日本酒,おつまみなど多彩な内容.

 

女性の著者らしい,と言っていいかはわからないが,「ししゃも塩麹」「干し柿とチーズ」

のように,簡単に作れそうでかつ美味しそうなものが並ぶ.

 

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特定名称の説明を最後に持っていったり,

各ページの隅に「はみ出し用語辞典」を設けたりという工夫.

 

日本酒を難しくしたくない,でも説明をカットして読者を困らせたくない

という心遣いがとてもうれしい.

 

ほんとは用語辞典の索引もあればよかったけれど.

 

 

 

 


総評

 

銘柄の紹介本としては量ではなく質で攻める「読んでおもしろい」タイプの本.

各県1〜2蔵の紹介になっていて,ややこの手の本としては掲載数が少ないようにも思える.

 

ただメジャーどころが押さえられていて,コラムも面白いので最初の1冊にはいいかも.