認知科学会

  • 2018.09.09 Sunday
  • 10:35

 

認知科学会に参加してきた.

今年は認知心理学会と共催.

 

サマースクールから参加していたので,1週間近く立命館の茨木キャンパスに滞在した.

 

今回は発表がなかった(というかセッションの提案を蹴られた)のでゆっくり色んな人の発表を聞けた.

正直,自分が発表するより得るものが大きい気がする.

 

まあいろんなセッションの感想はおいておいて,最終日の「心理学に物申す」的なセッションは面白かった.

戸田山和久先生が登壇されていて,

「心理学は自前の哲学を持たなければならない」

というコメントはとても心に残った.

 

とはいえ現状,認知科学会を含めて心理学系の学会やら論文誌で自分の思想を展開しようとすると,

おそらくリジェクトされるのではと思う.

論文なんだから実験の結果を報告してくれというわけだ.

 

認知科学会のセッションでも,近年は思想,哲学を基本問題として扱うものが増えた.

が,論文誌になると一気に手法手法してくる不思議.

もっと思想の議論があってもいいのに.

 

思想の議論でやっぱり個人的に面白かったのは「記号接地問題」と「プロジェクション科学」.

両セッションが裏同士で被っていたので,記号接地のほうに参加した.

理由は2つで,ひとつは,記号接地の今井(む)先生が自分の副査だったこと.

 

そしてもうひとつは,プロジェクション科学という,新しい科学を目指す思想を扱うセッションのはずが,

予稿集を見ると,どうにも旧来の実験心理学的な研究が集まっているような気がしたから.

しかしこればっかりは予稿集しか見ていないので無責任なことは言えない.

プロジェクション科学にはシンパシーを当然感じているし,その根底の思想の議論が一番面白いと思っているので,

もう少しそのあたりの発表が入っていれば迷わず参加していた..

 

記号接地のセッションでは立命の谷口先生の発表中に安西先生が乱入し今井先生が横槍を刺すというカオスが展開されたのが一大スペクタクルでした.

これは発表を録音しておいてよかったと思えるはじめての経験だった.

 

閑話休題,

戸田山先生の話で面白かったのは,研究の時代を前に進めるには老人を(研究の文脈で)殺さないといけないというもの.

 

これは常々思っていることなのでおおーと思った.

と同時に,お作法至上主義の心理学者はどう聞いたのだろうとも思った.


 

長いのでサマースクールの話は次にしよっと

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