試験の形式と持ち込み その2

  • 2018.08.22 Wednesday
  • 16:39

講義では基本的に持ち込みを可とすることにしている.

 

というのも,私の講義は資格系の講義でもないので,

その瞬間に何かを知っているかどうかよりも,

教科書に書いてあるような知識を使って何を生み出せるかを問うたほうがいいような気がするからである.

 

講義の内容が学生の役に立つかどうかは分からないが,

もし役に立つ場面(つまり講義で学んだ知識をもとになにかの問題を解決する場面)が来るとしたならば,

そのときには学生の手許には教科書もあればインタネットもある.他の人にアドバイスを求めてもいい.

 

ということで,わざわざ教科書やノートから隔離された自分の記憶力だけを頼りにするエキセントリックな状況で何かをテストする必要性があまり感じられないのである.

 

基本的には何を持ち込んでもいいと思っている.

とはいえ,講義の成績評価そのものは学生個人に帰するものなので,

一応条件付きの持ち込み可にしてある.

 

その条件はふたつで,「インタネットの利用不可」と「人類の持ち込み不可」である.

この場合,スカイプや電話を介した電子的な人類の持ち込みも不可とする旨をきちんと伝えるようにしている.

 

 

インタネットの利用は可にすることもある.

こういうときには,インタネットを使用したところでヒントにならないような問題を出す.


人類は困る.学生自身を評価したことになるのか疑問だからである.持ち込みに適した人類とのコネクションがあるというのはある意味その学生の能力かもしれないが,

この講義で到達した能力をテストできないような気がするので不可.

一度,講義中に「もし人類を持ち込めるなら誰を持ち込むか」という質問をした.

意外にも「パパ」という学生が多くいた.彼氏よりは頼りになるのかもしれない.

 

 


 

出す問題の形式は,レポートでなく試験形式の場合にも記述が中心である.

具体的な問題は前の週に発表することも多い.

学生は1週間かけて考えてくるが,それを改めて書き言葉にするのに90分かかるということが最近わかってきた.

 

今回の試験で出した問題は選択式で,

「本学はLINE@とfacebookを広報に使用しているが,その他に活用すべきSNSがあればサービスの具体名と具体的な活用方法,どのような投稿を行うか,それによりどのようなリスクが伴うかを説明してください」

というような講義内容に関係する設問が6つあり,そのなかから3問選んで答えるというもの.

 

なんだか偉そうに書いてきたが,こうした試験の形式はなぜか非常に学生からの評判が悪い.

「教科書に載ってないとよ」

「考えさせる問題は嫌やけん」

というのが彼女らの主張である.

 

 

めげない心.

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>

selected entries

categories

archives

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM